最近のニュースから思うこと その6
当ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
最近私個人の気になっているニュースを気ままに検証するコーナーのようになっておりますが・・・
今回は、「憲法改正 96条について」 です。
なんで今憲法改正せんといけんのやろ・・・→大分弁まるだし。
憲法の改正議論で今までも、自衛権の絡みとして9条について長らく議論されていましたが、
96条ってなによ???
と、思われる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
簡単に言いますと、
憲法改正の際の法律的手続敷居を下げる。といえると思います。
日本国憲法では、
通常、一般法の改正には「国会議員による過半数の賛成で発議」。
憲法改正には「国会議員総議員の3分の2以上の賛成で発議」。
となっています。
憲法を一般法並みの手続で改正させないというハードルの違いです。
これが定められているのが96条。
そして、この現行の96条の「3分の2」の部分を「過半数」にしてしまおう。
加えて、後に計る国民投票の選挙権を「18歳以上」に引き下げてしまおう。
というのが、今議論の最中にある問題です。
で、どうして改正する内容ではなくて、改正の方法を議論しているか。
ここで総理と与党の考えは
永田町で3分の2に至らず埋もれている議論を、広く国民に諮りたい。
というと美しいですね・・・。
ただ、一般の法律と同じくする流れで、日本国憲法が改正されて良いのか。
もっと、現行の一般法でどうにかしなきゃいけない問題があるんじゃないか。
それより何より、今正に当事務所は
連日債務整理と交通事故案件で、弁護士大忙し。
やはり、国政の改善と進展をじっくり考えるより、
日々の生活や目の前にあるハードルと案件に必死になってしまうのは、
常日頃から一生懸命、真面目な日本人の美徳ですよね。