最近のニュースから思うこと その3
当ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
今朝、成田空港で雪がぼっこりと降り積もっている映像をテレビで見ました。
今年は関東地方で本当に雪がよく降りますね。
九州の大分の方がもしかしたら暖かいのかも・・・とはいえ、寒さは例年以上です。
事務所内も朝夕は底冷えしますので、優しい弁護士が準備してくれている電気膝掛け毛布をフル活用させていただいております。
さて、今日は朝からニュースが騒がしいです。
今日の目玉は「高見盛引退」・・・ではなく「生活保護受給額の見直し」についてです。
ほんの数ヶ月前から、ちょくちょく話題にはなっていた生活保護受給額の問題ですが、
遂に見直しとなりました。今年度から3年掛けて約740億円の減額を見込んでいるそうです。
・・・この減額する予算にもびっくりですが、実際に2012年には国費と地方費を合わせて3兆7千億払われていたというのには、更に驚きましたがね・・・。
生活扶助自体は、憲法でうたわれてもいますが、もちろん必要不可欠です。
受給されている方にとっては、この生活保護は生きていくための日常生活費そのものです。
しかし、この制度を安きに流れて利用しようとしている人が少なからず居ることも、実際に生活保護受給額よりも少ない手取りで一生懸命働いてやりくりをしている人がいることも事実です。これはつい最近に始まった問題でもなく、数年前から生活費に困窮して借入をしていた方が実際に今、当事務所に債務整理の問題を抱えていらしていることでも判ります。
すべての国民が満場一致で両手放しに賛成できる制度を作ることは到底不可能でしょうが、
民意を概ね損なわない制度に向かっては、前向きに検討して改善・修正してもらいたいなとおもいます。
そして、働けないから保護受給。という流れを断ち切れる制度を個人的には整備拡充してほしいとも考えます。就労する人を選ぶんではなくて、どんな人でも意欲があれば働ける場が増えたら尚いいですね。