命を考える
当ホームページをご覧の皆様、こんにちは。
昨日は、(至って私個人の内心なのですが)命について考える日でした。
昨日9月10日は世界自殺撲滅デーでした。
当事務所のある大分では駅中心部で、県や市の職員さん達が街頭啓発活動をされていました。
行き交う人々は「なんのことはない」という表情の人もいましたし、笑顔でビラを受け取られる方もいましたし、このような活動自体は決して珍しいことではありません。
ただ、ここ数日の新聞では毎日のように
「いじめ」「被災地復興のつらさ」などなど・・・
身につまされる思いをしておられる方の話題が殊の外多い気がします。
そんななか、昨日の夕方から報道ニュースは「現職大臣の自殺報道」。
当事務所の扉をたたかれる方も、
始めはどの方も決して明るい顔をされてはいらっしゃいません。
何かしら、心に暗いものを抱きかかえて
どうにかならないか。
解決をしたいという思いでいらっしゃいます。
そして、任意整理を終え、これからの生活の方向が見え始めた方も
やはりはじめは「自殺を考えたこともあります。」「途方に暮れていた」
と、アンケートで教えて下さることが多いです。
命を絶つということは簡単な決意ではありません。
そして生きとし活ける者は、生まれたその日から、死に向かってカウントダウンを始めます。
その中で、苦しいこともあれど生き抜くというのは
つらく残酷なものだと、私も考えたことがあります。
でも、来るべきその時がくれば命は終わります。
それまでは、人間という動物に備わった「考える」という能力をフルに生かして
前向きに進める思考にシフトして、人間らしく生きてみましょう。